なお先生のアンテナ

個別指導の塾講師です。教育に関して日々、気づいたこと、シェアしたいことを綴っています。

PISA経年変化とフィンランド教育の今

【これぞクリティカル・シンキング?】
前回の投稿の続編です。

▼1つめのニュース
本のPISAの調査データが2000年・2003年と古かったので、今はどうなの?と気になって調べてみました。

PISAのサイトに行っても経年比較が見つからず、自分で1年ずつ報告書を見てデータを書き出したので、せっかくなのでシェアします。分析オタクの私。

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結果は見てお分かりの通り、
フィンランドの読解力が1位だったのは2回のみ(2000年、2003年)
・ただし、その後もフィンランドは上位を保っている
・日本がフィンランドを越した年もある(2012年)
・近年はアジア各国(中国・香港・シンガポール等)が躍進
エストニア・カナダも上位に位置し、注目したい

※読解力のカテゴリーのみ。15位までのみ抜き出した。
その国の実力が上下しているのか、相対的に上下しているのか分かるよう、フィンランドと日本は得点も記入した。

ちなみにPISAは2000年から始まった3年毎の調査で、2021年はコロナの影響で1年延期になり今年2022年に最新の調査が行われるそう。今年どうなってるか楽しみです。

▼2つめのニュース
それから、フィンランドの子供達が使いこなすという「カルタ」(マインドマップ)について、フィンランド在住の友人に話を聞くことができました。

なんと、現在の国語の教科書にはカルタがない、という新情報…!(2005年初版の『フィンランド・メソッド入門』では、3,4年生の教科書に載っているという話だった)
4年生のお子さんは、聞いたことはあるけど習ったこともやったこともないって😮 予想外に、今のフィンランドの子供達には常識ではないことが分かりました。

一方、ドイツの友人はお子さんが小学校で作文を書く時にマインドマップを日常的に使っているとのこと。ドイツでは大人も子供もマインドマップになじみがあることが分かりました。

以上、私が調べた内容のシェアでした!

もちろん、フィンランドの教育は先進的で素晴らしいと思うのですが、手放しにフィンランドがすごい!真似しよう!と飛びつくのもどうかなと思うし、フィンランドに限らず良い教育手法は世界のあちこちにあると思うのです。その1つとして、フィンランドに今後も注目していきたいと思います。

P.S.
フィンランド・メソッド入門』にも、批判的思考力として「本当にそうなの?」と情報を疑うことが書いてありましたが、私は元々そういうことが気になる性分みたいです😅

フィンランド・メソッド

私が今年のお正月に出会った本はこれです。

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フィンランド・メソッド入門』

フィンランドの教科書・学校で取り入れられている方法を
1.発想力
2.論理力
3.表現力
4.批判的思考力
5.コミュニケーション
の切り口で解説しています。

フィンランドPISA(学力到達度調査)において
2000年、2003年に連続して読解力1位ということで注目されました。

なんとなくフィンランドの教育って良さそう…
ぐらいしか知らなかったのですが、この本で具体的に知ることができました。

一番の気づきは、
「発想力」

子ども達は発想力豊かなので困ったことはないのですが、
発想力をさらに開発すると、どんなに創造的な子どもになるだろう!

今回はフィンランドメソッドの
ゼロから1を生み出す頭の使い方、参考になりました。
具体的には「カルタ」というマインドマップ
カルタは、フィンランド後で地図の意味だそうです。
中心にテーマを書き、その周りに思いついたことを書きこんでいきます。

日本では以前大人に流行りましたが、フィンランドではこれを小学校3年・4年の国語で徹底的に練習するそうです。
作文を書く時にも使えそうだし、
アイディアを出すあらゆる場面で使えそうです。

2~5はまさに論理。
論理的に思考する力・表現する力なので
ろんり教室でやっていることがいくつも出てきました。

例えば、
・意見には理由をつける
・「どうして?」を掘り下げる
・物語では原因と結果を考える
・フォーマット作文
クリティカルシンキング
・「本当にそうかな?」と思い込みを疑う
・文章から必要な情報と不要な情報を分ける
・相手の立場で意見を述べる

などこれからも、教室で子ども達と考えていきます。

フィンランド・メソッド、なかなか面白いので取り入れていきます♪

『本当の「頭のよさ」ってなんだろう』読書感想文

 

よりよく生きるために、10代のうちから知っておくべき考え方を教えてくれる本だった。子どもにも、大人にもためになる。

読書感想文を書いたので、ここに保存しておく。

 

本の概要は以下のとおり。

1章では、頭の良さは勉強だけではない、というメッセージで視野を広げてくれた上で、

2~4章で思春期の悩み(勉強・学校・受験)に対して、主体的に向き合うと楽しくなると教えてくれる。

更に5,6章で、もっと人生を楽しむために読書と没頭体験をおすすめしている。

7,8章で中高生における心の持ち方を優しく指南してくれている。

 

ーーー以下、私の感想ですーーー

 

「広い視野と伝える力」

 

私は塾で小中高の子どもたちに教える仕事をしている。子どもたちは評価を気にする。成績があり、受験がある。どうしても点数や偏差値に一喜一憂する。しかし、社会に出てからは偏差値のようなものさしはない。

 

では、社会における「頭のよさ」とは何なのか。仕事ができる人だろうか。賢そうに話す人だろうか。大人たちも、学生時代の名残で、なんとなく「頭のよさ」には序列があるような気がしてしまうけれど、本当は「頭のよさ」は人と比較できるものではないのではないか。タイトルで齋藤先生の言う「頭のよさ」は「幸せ」を指しているのではないかと私は思った。幸せは、人と比べるものではなく、主観的なものだ。幸せの指標は人によって違うし、誰かが評価するものでもない。私達は「頭がよくなりたい」のではなく「幸せになりたい」のではないだろうか。書店で平積みにされていたこの本のページをめくると、そんな風に感じた。自らの幸せをつかむために中高生のうちに考えておいてほしいメッセージが目に飛び込んできた。

 

中学・高校の時期は、友達間での人間関係がすべてと思いがちだ。齋藤先生の本は、そんな中高生の視野を広げてくれる。しかも、お説教ではなく、読者に考えさせてくれる語り口調なので、頭にすんなり入ってくる。

 

メッセージの一つ、自分で考えることの大切さは、私も子どもたちに伝えていることだ。自分で考えることは楽しい。楽しいからもっと学びたくなる。だから、私の授業では最初から教えない。自分で法則を発見したり、視点を変えて謎が解けたりする楽しさを味わってほしいと思っている。解法パターンを教えてもらうことは効率が良く、受験には最短ルートかもしれないが、つまらない。私自身、中学の時に自分で考える発表中心の授業を受けて、大の数学好きになった。今ではそれを応用して、国語の授業でも思考中心の授業をしている。

 

「視点を変えてみる」ことを子どもの時から習慣づけておくことは、社会に出て自分と違う考えの人に会った時に役立つ。相手の意見を汲んで「それもありかも」と一旦受け取り、検討することが大事だと思う。年を重ねるにつれて自分の考えに固執するようになる人が多い。円滑な人間関係を築ける素地を小さいうちから作りたい。

 

そういう意味では、読書も、自分と違った視点に立つ訓練になる。齋藤先生は、本を読むことの大切さについてもかなりページを割いている。読書においては私は長年習慣化できておらず、この1年程でやっと読書が習慣になりつつある初心者だ。視野を広く持つために、読書の習慣を今後も続けたい。

 

視点を複数持つということは、相手の立場を想像できる「仁」、総合的に判断する「智」、そして判断を実行に移す勇気と行動力「勇」につながる。どれも一人で完結するものではなく、人から信頼される人になるために必要な条件だと思った。

 

ところで、うちには中学3年の息子がいる。思春期の心のモヤモヤや、受験の葛藤を抱えている。親の話は聞かないが人からの話は聞くので、このような本を読んでみてほしいと思った。「思春期だからと甘えるな」「不機嫌は環境破壊」と読んだら、自分を俯瞰して何か気づくだろうか。他にも、「とりあえずやってみる」「やりすごすことも覚える」「読書して自分の体験を増やす」など中3に読んでもらいたい内容が沢山あった。「あれもいやだ、これもいやだ」は思春期には仕方ないと思ったていたけれど、齋藤先生の言うように「あれもいい、これもいい」と思ってみてほしい。

 

同時に、この本を私自身が読んでみると、大人にもとても参考になる本だと分かった。いわゆる「非認知能力」は子どもの教育において注目されているが、大人にも必要、いや大人にこそ必要なのだ。齋藤先生は「頭のよさ」は勉強ができることではなく、社会に適応できること、とした上で、学ぶことがもともと嫌いな人はいません、と言い切っている。これには全く同感だ。多くの人は、小学校低学年くらいまでは新しいことを知るのが楽しいが、中高生時代に試験を中心とした勉強を強いられて、学ぶことが嫌いになる。そして社会人になってから、「学生のうちに学んでおけばよかった」と資格勉強や英語の学び直しをする。中高生の時に、学ぶのが好きなままでいられると良い。私は、学ぶのは楽しいことを今後も中高生に伝えたい。

 

しかし、私は伝えるのが下手だと思う。対して、齋藤先生の本はわかりやすく、とても説得力がある。たとえば、私はこの本を読んで古典や哲学の面白味を初めて感じることができた。今までの読書は、自分の興味分野だけで偏りがあったことを感じる。孫子の兵法、ソクラテスについての本など、手にとって見てみたい。

私も学生時代には、自分の好みに関わらず幅広い分野の学問や書物にふれたはずなのに、古典や哲学には退屈なイメージしかなかった。が、なぜ今興味を持ったか。それは、齋藤先生が、内容だけでなく魅力も分かりやすく伝えてくれるからだ。子どもたちの「面白い!」につなげるには、分かりやすさが不可欠だ。子どもにも分かりやすい言葉は、大人にも分かりやすい。私も、知識を教えるだけでなく、もっともっと面白味をわかりやすく伝えられる人になりたい、という気持ちがむくむくと湧いてきた。

 

最後に、齋藤先生のように人に分かりやすく伝えられる人になるために、どうすればいいか。2つ考えた。

1つは、読書量を増やすこと。良質な文章に触れて語彙力を増やし、幅位広いジャンルの本を読んで世界を広げる。

もう1つは、自分らしい戦術を見つけること。たとえば、私は話すことが苦手で、相対的に書くことのほうが得意だ。だから、書くことを通じてアウトプットの練習をし、人から意見をもらうことを繰り返して、よりわかりやすく伝える力を身につけたい。

 

大人も子どもも、それぞれに幸せな人生を送るために、それぞれに合った方法で、視野を広め、伝える力を磨いていくと良いのではないだろうか。

ビリギャルの成功法則

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なぜ偏差値30→70になれたのか。
どうやら、偏差値30の人が全員70になれるわけではない。
ビリギャル(さやかちゃん)が無謀な挑戦をやり遂げたのは、三者の条件がそろった結果だった。
▼さやかちゃん
・間違えても笑われても恥をかくのを恐れない。
・素直。知ったかぶりをしない、嘘をつかない。
・素直。言われたことは全部やる。
・面白がる(慶応行ったらウケるー!etc)
・感受性が高い(歴史上の人物に感情移入)
・人に挨拶できる、心を開ける
▼お母さん
・愛情をかけ続ける
・ほめて育てる。子どもを信じる。
・何があっても子供の味方。共感。
・子どもの話をよく聞く。
▼先生(坪田先生)
・その子の個性に合わせた対応
・先生も面白がる
・愛情+本気で期待する
本人の個性が大きいのだけれど、先生の人を見る目と乗せ方が絶妙だし、お母さんの教育方針が下支えしたし、3人がそれぞれすごい。
まとめると、
「本人の天性の性格(素直さなど)」
「親・先生のとの信頼関係」
がかけ合わさって、
子ども自身が、
プライドは捨てるけど
自分を信じる(内面のプライドはある)、
自分を肯定的に見る子になる。
条件が揃っていれば、目標ができた時に
やる気スイッチが入り、
モチベーションを維持できる。
 
以上、読書記録として。
この本は、本棚にずっと眠っていて読んだ気になってたけど初めて読みました!
付箋がいっぱい😅

 


ストーリーだけでなく、
勉強法のノウハウや、コーチング的考え方、
先生・親の立場からも学べることが多い。
さやかちゃんタイプの子がいたら、このやり方は効くと思う!

低学年~👍【物語文】心情理解のコツ

物語文の読解で、出題数No.1は【心情把握】
 
「私(ぼく)だったらこう思う」ではなく、客観的に読解することがポイントです。
 
文章に必ず根拠があるので、授業では根拠を探す練習をします。
 
中学受験の国語でも同じで、心情理解は、文章中の
①セリフ
②動作
③情景
から読み取ります。
 
先日、1・2年生のクラスで、①②を扱いました。
 
例えば、セリフなら「やったー。」とあれば、喜んでいますね。
 
動作で、”泣き出しました”とあれば、悲しかったと言葉に書いていなくても悲しい気持ちがわかります。
 
ただ、子供達が苦戦したのは、「どうして、こんなことになったんだ。」と言っているシーンでした。
 
・聞いているのか?
・怒っているのか?
・後悔しているのか?
 
言葉では「どうして」と言っていても、誰かに答えてほしいのではない事もありますね。
 
そして同じ「どうして」でも、怒っている場合もあれば後悔している場合もあります。
 
この問はいくつかのクラスでやったことがありますが、
子供たちはイメージしやすいのか「怒っている」を選ぶ率が高いです。
 
つい感情移入して、自分なりに気持ちを先回りして想像してしまうことがあるんですが、それはNG。
 
この場合、登場人物がどんな気持ちかは、セリフの後の「行動」から後悔だったと読み取ることができました。
 
私は、生徒が選択肢を選んだら、「なぜそれを選んだのか?」を聞きます。
そして、文章中のどこにその根拠があるのかを聞きます。
 
納得のいく説明ができることが、とても大事。
 
そして、説明は
「〇〇だと思うから」
ではなく
「〇〇と書いてあるから」
と、文章中の言葉を必ず根拠にします。
 
感覚的に選んで答が合っているより、たとえ答は間違っていても説明ができる方が大事ではないかと思うくらいです。
 
文章中に根拠を探すのは、私自身、小5か小6の時に学校の国語で話を聞いた覚えがあります。
 
低学年からこの練習をしたら、きっとみんな物語文が大得意になるんじゃないかと思います✨😍
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ちなみに、、、説明するためには、語彙力も必要です!
選択肢の、たとえば「後悔」という言葉はどんな気持ちなのかを知らないと選ぶことはできません。
 
後悔とは、「~すればよかった」「~しなければよかった」って思うことだよ。
「後悔」したことあるかな…?例えば…?
というお話もしました。
 
以上、心情理解で大切なことを説明しました♪
お子様の国語を見てあげる時の参考になれば幸いです。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
OLPろんり教室
(出口式みらい学習教室芦屋朝日ヶ丘教室)

 


お金の健康診断を終えて

先日、投資講座でお世話になったFPの
土居由紀子 さんに家計相談をしました!
 
相談をしてよかったこと2つ
 
①将来の漠然とした心配がなくなった
 
②もっと自分用にお金を使っていいんだと気づけた
 
ひょんなことから我が家の懐事情を見直すことになりました。
特にうちは個人事業主ゆえ、一般的な「収入の◯割が食費の目安」のような指標が当てにならず、使い過ぎなのかどうかわからず、なんとなくの感覚でやりくりしてきました。
ていうか、収入も不安定だったりするので、収入も支出も、1か月で一気に整理しました。
ぜーんぶ数字を見てもらい、「全然心配することないですよー」と言ってもらって、一安心。
これ、健康診断みたい!
自分じゃここまでしなかった!
かつて家計簿をつけてた頃もあったけど、記録するのが目的になって活用できてなかった私。
老後とか教育費の心配は漠然とあるといえばあったのだろうけど、見て見ぬふりして、何とかなるでしょ、と思って何も行動しないまま時が過ぎてました。
意を決して(笑)診てもらって良かったです。
 
そして、今回の気づきは
「お金もっと使っていいですよ」
と言われたこと。
いや、お金が余るほどあるわけじゃないんだけど。
たぶん根っこがすごく貧乏性で、とにかく節約、安くとしてきた。
生活必需品以外は、お金を使うことに対して抵抗がある。
特に、自分のためにお金を使うのはいつも後ろめたさがある。
だけど、「自分の分は楽しく使ってOK!」ってことを教えてもらった。
「お楽しみ費用を作りましょう」と提案してもらい、
毎月一定金額までは自分のために、今を楽しむために使う!って決めました。
これも家計を見てもらい、安心できたからこそ。
「罪悪感なく思い切りお金を使うぞー」
…と決めた矢先に久々ランチ1780円!
躊躇せずに楽しんできました(笑)
 
土居さんは、とても話しやすく、明るく、優しい方。
お母さん目線で夫や子供のことも相談しつつ(笑)、
プロとしての具体的なアドバイスも沢山いただきました。
私みたいに「なんとなく不安」「だけど放置」「お金の相談って誰にしていいかわからない」という人はこちらへ↓
 
これで家計の心配がクリアできたので、
次はやっと投資の第一歩、かな。
 

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【これからの教育について考える】Most Likely To Succeed

全ての保護者と教育関係者に見ていただきたい!

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プロジェクトベースで、教科にとらわれず主体的に学び、
テストの代わりに、制作物や演劇で表現をする。
クラス共同で取り組むこととでソフトスキル(コミュニケーション・リーダーシップetc)(=非認知能力)も身につく。
アメリカのHigh Tech Highという学校を取り上げたドキュメンタリー映画です。
PBL(Project Based Learning)・探究型学習・アクティブラーニング等に興味があって、この映画を見たことがない方、特に必見です。
良かったのは、PBLがすばらしい!と手放しで絶賛する映画ではなくて、
こういう学校に子を送り込んだ親御さんの葛藤がリアルに見られたこと。
私自身や、塾の保護者の不安にも共通するものがあり、
「現状の教育への不安」と「未知の教育方法への不安」の間の葛藤に共感しました。
そして、生徒も不安で受験対策してほしいと訴えたり、教師自身も手探りな中、
それぞれが試行錯誤しながら、学校づくり自体が探究しながら進んでいく。
Most Likely To Succeed(成功する可能性が高い)という題名にも
この手探り感が表れているんだな、と思いました。
21世紀の子ども達にとって必要な教育とは?と考えた時、
知識の詰め込みではなく、
知識を活用して何かを生み出すことが大事、
というのはよく分かるんだけど、
「とはいえ、基礎的な知識は必要だよね。」
という言い訳みたいなものが、この映画を見て、崩されました。
・カリキュラムを全てこなすこと
・実社会で必要な力を身につけていくこと
両立が不可能だとしたら、どっちを取るか。
そして、なぜ?
答は映画を見てください。
500円と1時間半があれば見られます。
お盆休みに是非!!!

『自律する子の育て方』読書感想文

 

 

先月から、「わらしべ商人の読書術」を細々と進めていて、この読書法を使った読書感想文講座に参加し、初めての感想文を書いてみた。

 

最近読んでとてもためになった本『自律する子の育て方』を、子育てするお父さん・お母さんに紹介したい。

 

 

ー 大人にも心理的安全性を ー

 

『自律する子の育て方』なんて魅力的なタイトル。更に、前々から興味のあったお二人、神経科学の青砥瑞人さんと麹町中学の元校長である工藤勇一さんの共著としうことで、このお二人から学びたいと思ってこの本を読んだ。

まず、タイトルにある「自律」は常に私も考えている。息子の教育においても、塾の生徒の指導においても、どうしたら受け身でなく自発的に学び行動することができるのか、と試行錯誤している。とはいえ、なかなかうまくいかないこともあるので、この本にヒントをもらいたいと思った。

更に、「自律」をキーワードに、実践と理論の両方の視点から書かれた本ということで惹かれた。麹町中学の教育改革を覗けるだけでなく、それを脳科学的なエビデンスで裏付けているので納得感をもって読み進められた。

 

 

この本で最大のメッセージは、教育において、脳神経科学が活用できる、ということだ。教育において脳研究を活用するのは、比較的新しい考え方だと思う。脳科学神経科学の分野自体、近年急速に発展し、脳の中がわかるようになってきているという。

 

研究の活用の成功実例として、麹町中学の学校改革を分析している。もともと工藤先生は東京都の公立中学である麹町中学校で学校改革に着手していたが、途中から青砥さんとタッグを組んで、研究の一部として改革が進められた。単に現場の経験や勘で行った改革ではなく、科学的な研究に基づいているのが興味深い。

 

定期テスト廃止、宿題なし、クラス担任廃止など、学校の当たり前をやめた。思い切った改革だったが、それがうまくいったのはなぜか。それを紐解けば、家庭での子育てや、人間誰しも身につけたい「自律」を身につけることにも応用できるのではないか。

 

「自律」は以前と比べて必要性が高まっている。21世紀型教育では、詰め込み・暗記の教育ではなく、自ら学んで思考しクリエイティブに表現することが求められている。座学で読む・聞くだけでなく、アクティブラーニング、つまり自ら体験したり友達と話し合ったり、他人に教えたりできる教育に変わっていく。工藤先生の学校のように、生活の中で自己決定を繰り返すことは、この時代の傾向とも合っている。

 

 

自律する子を育てるためのキーワードとして、心理的安全性とメタ認知が出てくる。心理的安全性とは心理的に安心できる状態。理性的な判断をするためには、この状態が不可欠だ。教育においては、大人が子どもたちに、失敗しても大丈夫だよという環境を与えることで心理的安全性が保たれる。そして、その中で失敗などをネガティブな記憶ではなくポジティブな学びに変えていくときに使うのがメタ認知能力、つまり自らを俯瞰的に見て、軌道修正する力だ。

 

心理的安全の反対は心理的危険である。心理的危険=ストレスということかと思ったら、そうではない。筆者は、適度なストレスは必要と言っている。人生においてストレスを全くなしにすることはできないから、ストレスと上手く付き合う方法、乗り越える方法を身につけることも大切だ。心理的危険とは、ストレスが許容量を超えること。

 

神経科学によると、ストレスがかかると体内では交感神経が優位になる。だから、拮抗して副交感神経が活発になろうとする。副交感神経はリラックスするよう働くので、ガムを噛みたくなったり、行き過ぎると暴飲暴食になったりする。ちなみに、これらの自律神経は本人の意思でコントロールすることは不可能だそうだ。だから、子供が爪を噛んでいたりしたら、やめさせるのではなく、どのようなことがストレスになっているのだろう?と考えることが必要という。

 

思春期の息子は、ストレスが多いように見える。心理的危険なのか、適度なストレスなのか、まずは見て気づくことが親の役割ではないか。その上で、できるだけ心理的安全な状態を作ってあげたい。

 

もう一つ、息子と重なったところがある。あなたはコミュニケーション苦手だよね、などカテゴライズすることは危険だと書いてあった。大人と話すのが苦手でも友達とは話せるとか、対面は苦手でもチャットでは問題がなかったり。安易に大人が発した言葉が刷り込みになり、本人が思い込んでしまうことがある。現状は、どちらともとれるのだったら、子供が自信をもつのも、自己否定になるのも、周りの大人の「言葉」次第だ。脳はネガティブなことには自動的に意識が向いてしまうので、自分のことで気になることがあるとそちらに意識がいってしまい、挑戦したり自分を成長させてたりということに向ける意識の領域が減ってしまう。「不要なことは意識させない」を心がけたい。

 

 

ところで、意外だったのは「反省しない」という言葉だった。

子供のことを責めない、否定をしない、というのはよく言われることだが、反省がよくないというのは新鮮だった。メタ認知によって自分を客観的に見ることは大事だが、客観的に見てこんなところがだめだった、などと反省しないこと。

 

子供を責めない、反省させないということが書いてあったが、私は親自身も反省しすぎるのは良くないと思う。うまく行かなかったときには、反省でなく、なぜうまくいかなかったか分析して、自分が成長する材料にする。改善、解決の方向にもっていく。子供も大人も同じだ。

 

反省=否定することになるので、反省を繰り返していると、自分を俯瞰できるようになっても、成長ではなく自分を責めるようになってしまう。ゆくゆくは、自己肯定感が低い子になってしまう。

 

ではそのような流れを作らないために、どうしたらいいか。

著者のアイディアでは、例えば「誰でも失敗する」「完璧な人はいない」「人はみんな違う」「がんばれなくて普通」というメッセージを送ることを勧めている。

 

そうは言っても、現実ではついつい反省してしまうものだ。完璧はない、失敗OKと思っていても、どこかで完璧や理想を目指してしまう。心当たりがあるのだが、他人に自分の子供を褒められた時に、謙遜してしまうのも、反省に近く、子供の自己肯定感を下げてしまうだろう。

 

子供にダメ出ししそうになったとき、子供が反省しそうになったとき、どのような言葉をかけてあげたらいいのか。工藤先生はこのようなポイントを挙げている。

 

.否定しない

(だめだと思っても「いいねえ」等と現状がOKという声かけ)

.本人がどう思ったか、

.どうしてほしいか、を聞く。

この3つの言葉がけ。

 

麹町中学で教員たちに浸透していた3つの言葉がけと重なる。

 

この本を読んでもうひとつ意外だったことは、子供に関することなのに、夫婦関係や睡眠などが関係しているということ。これは子供の心理的安全を保ちやすい環境にするために、大人が心理的危険状態であることがハードルとなるからだ。これは青砥さんが言っている。子供に注目するだけでなく、自分の心理状態も常に気をつけていたい。

 

 

自分自身、普段からできていると感じることもあった。自律とか自発、やる気を出させるなど意識の面だ。私は、日頃子供達と接するにあたり、子供の気持ちを大事にしたり、やらせるのではなく自分でやる気になるよう環境を整えたり、ネガティブには注目せず良いところを探して褒めたり、場作りは意識しちえるつもりだ。これは、この本でいうところの心理的安全性。

 

また、子供と一緒に時間割をつくったり、テストの目標点を自分で決めさせて振り返らせることは、この本でいうところのメタ認知だ。

 

しかし、場づくりはできていても、子供たちが本当に自律して勉強できるようになっているか、というと、私は全く工藤先生には及ばない。

 

工藤先生は、思い切った改革を、公立中学校という保守的な場所で周りの反対もあり、結果がどうなるかわからない中で推し進めた。また、最初に考えた方法がうまくいかなかったら、路線変更する機転も持ち合わせる。失敗してもOK、と全力で本音で信じ、子供達を受け止めるところも心底尊敬する。

 

この本では、大人も完璧を演じない、試行錯誤を繰り返す姿を積極的に子供に見せよという。そう考えると、工藤先生も完璧ではないのかもしれない。改革をすすめる中で壁にぶち当たって路線変更する過程も子どもたちは知っているのだろう。私も、子供に失敗して大丈夫だよ、というのと同時に、自分の失敗もさらけだし、完璧を目指さないようにしよう。それで本当に失敗しても大丈夫、と自分も信じることができるような気がする。

 

工藤先生の実践については他にも著書『学校の「当たり前」を辞めた』なども出ているので読んでみたい。

夢を育てるママにインタビュー

お子さんの才能をどんどん開花させて、夢を育て、導いているお母様のお話を聞いた記録です✨


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先週、Yahoo!ニュースになったり、とくダネに取材されたりして、一躍有名人?になり。一緒にコーチングを勉強している仲間内で、一体どんな育て方をされてきたのか知りたくて臨時で集まり、根掘り葉掘り聞きました😁

 

私の視点で個人的に自分用にまとめたものなのですが。
一部知り合いに見せたら興味ある方が多そうなので、ご本人の許可も得て、広くシェアしますね。子育て中の方に参考になることがあるかと思います。

 

Yahoo!ニュースのリンクはこちら

https://news.yahoo.co.jp/articles/7923aaeb00693d3a70e7f9a39330147bf4a860d9?fbclid=IwAR2wzGKNuL9Tbb93Em6sKoR4dwxJ_vj1CS7Zb4rt_NAboxpi4jYVxYNsuVY

私のものさし

 

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画像はお借りしました

■私のものさし"で"問うのではなく、私のものさし"を"問うのです


先日、前野隆司先生の開発した

ウェルビーングカードを使った

オンライン対話会に参加し、

「人に優しく」あるためにすることについて

考えていた時のことです。
参加者の方から、この言葉を教えていただきました。

「私のものさし"で"問うのではなく、
私のものさし"を"問うのです」

通りかかったお寺の掲示板に
書かれていた言葉だそうです。

私、"私のものさしで"判断してるかも…

自分の基準で、
他人がおかしいなと思ったり、
イラッとしてしまったり、と

身に覚えがあります。

知らない誰かが言ってることも、

家族の発言にも。


他の人の言動に疑問を感じた時は、
この言葉を思い出して
我が身を振り返り、
相手を尊重する気持ちを
取り戻したいと思いました。


■価値観の違いが浮き彫りになりやすい時代


これは特に、コロナ禍の今こそ心に留めておきたい言葉だなと思います。

日々変化する情報が飛び交い、
何が正しいのか皆分からず、
何を正しいと信じるかで、
価値観の違いが浮き彫りになっています。

自粛する人は外出する人はおかしいと言い、
楽観的な人は自粛は大げさだと言う。

さらに最近は、自粛警察ならぬ
不織布マスク警察もいるそうですね。

以前は無視できていた価値観の違いも、
非常事態には、
社会のためという正義感や
自分の命に関わる恐怖から
つい、自分のものさしで人を判断しがちなのではないでしょうか。


私が思うには、

ある信念を信じて

自分が行動したり
自分の意見を伝えるのはOK。

でも、

自分は自分。
人は人。

人の行動まで強制するのは
無理があるのでは?

行動は相手の自由だと思うのです。

「私のものさしで問う」
をやっていないか、
注意したいものです。

 

■私のものさしで問うとは?


しかし、そもそも、
「私のものさし」
を持つことは良いことのはず。

〇〇警察の人だって、
自分の意見をもっているから
発信するのです。

世の中には
「私のものさしで問う」ことすら
できていない人は多いです。

周りの意見にすぐ流されたり、
入ってきた情報を鵜呑みにしたり
してしまう人って、とても多いです。

「私のものさし"で"問うのではなく、
私のものさし"を"問うのです」は、


私のものさし(自分の意見・価値観)
を持った上で、

次のレベルを目指す
高度なことなのですね。

レベル0 他人のものさしを鵜呑みにする

レベル1 私のものさし"で"問う

レベル2 私のものさし"を"問う

まずはレベル1へ。
私のものさしを持つこと!

 

■私のものさしを問うとは?


その上で、レベル2
「私のものさしを問う」


つまり


自分の意見を絶対だと思わないためには
どうすればいいか、


考えてみました。

・「ほんとにそう?」と疑ってみる。

・相手の行動には理由がある。「なぜこれをするんだろう?」と考える。

・多様な意見に耳を傾ける。他の情報源から情報を仕入れる。

・意見が違う人と会話をする。

・俯瞰する。一部でなく全体を見てみる。

 

日々、意識していますでしょうか。

 

意識しているつもりでも、

自分視点に固執してしまう時がありますね。

特に、何かを言われて
瞬時に、カチン!ときた時は、
判断が難しくなります。

そういう時は、

・一呼吸置く

とか

・その場を離れる

ということも、客観的になれるきっかけになったりします。

アンガーマネージメントでも
そんなことを言ってるはず。
(ちゃんと学んだことないけれど)

私は最近日々こういうことを考えていて、
人に何か言われても、
以前より冷静にいられるように
なった気がします。

 

■その先に何があるか


では、
レベル2「私のものさし"を"問う」
をすると、どうなるか。

他人のものさしを理解し、
自分の考えを変えるきっかけに
なるかもしれないし、

新たな第三案が作れるかもしれないし、

やっぱり自分は自分、
相手は相手と思うかもしれない。

いずれにしても、
レベル0(他人のものさし)に
戻るのではなく、

さらに上のレベル3
「私のものさしと相手のものさしを知った上で、判断する」
という、より高度で包括的な考え方ができるようになるでしょう。

それが、相手への優しさでもあるかな

と思います。

優しさとは、
自分の意見を殺して相手に合わせることでもなく、
自分の意見を通すことでもない。

相手の違いを認めた上で、
お互いに心地よい関係を築く

 

それが優しさじゃないかな、
と思います。

フィジーから幸せを学ぶ

永崎裕麻さんの

『世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論』

を読み、オンラインセミナーに参加しました。

 

「日々ある幸せに気づこう」というのが、私の今年の新年の抱負でした。

 

実は幸せは身近にあるんじゃない?と思って意識するようにしていた矢先、

 

突然のコロナ休校、外出自粛…。

 

「子供が毎日学校に行ってくれるのは幸せだった」

「自由に外出したり、人と会えることは幸せだった」

と、

 

どれも当たり前が当たり前でなくなると、

否応にも幸せに気づくことができました。

 

そんなこんなで、ちょうど1年の半分が経った

71日にこのお話を聞けたことは意義深い。

幸せとは何か、こんなに考えたことはありませんでした。

 

講演から私が受け取ったメッセージは、

  • 幸せの要素は十人十色。
  • 幸せと感じることができたら幸せ。
  • 幸せは気づいた者勝ち!
  • 幸せは、ゴールでなく、今感じること。
  • 幸せになりたい、じゃなくて、幸せになっちゃえ!

すごくザックリですが…。

内容盛りだくさんの1時間半でした。

 

詳しく聞きたい人は、

次回セミナーがあるので是非。

716()20:0021:30 です!

要申し込み。

https://happykirishima.peatix.com/

 

欲求リストから見つける”私”の幸せ

 

さて、オンライン講演の後、

紹介していただいた

「ヘンリー・マレーの59個の心理的欲求リスト」

https://swingroot.com/murrays-psychogenic-needs/

と向き合ってみた。

(講演中のリストは言葉は少し違ったかも。後で検索したリストです)

 

私にとっての幸せとは何か?のヒントが見つけたかった。

 

自分に当てはまると思う欲求項目を選んで、順位付けしたのがこちら。

 

1.好奇欲求:新しいことや、珍しいことを経験したい

2.自己成長欲求:自分自身を充実、成長させたい

3.援助欲求:弱い人や困っている人の面倒を見たり、世話をしてあげたい

4.理解欲求:モノゴトの因果関係を理解したい

5.自由欲求:誰にも縛られることなく、自由な生活をしたい

6.迷惑回避欲求:人に迷惑をかけないようにしたい

7.安全欲求:身に危険が生じるような、恐ろしいことを避けたい

8.服従欲求:上の人の指示に従って行動したい

 

まず、59個の項目に目を通し、自分がそう思うものに○をつけていった。

 

その時に気づいて驚いたのが、自分に服従欲求がある、ということ。

 

他に類似した欲求で

・恭順欲求:信頼できる指導者に従いたい

・集団貢献欲求:所属している集団のために、全力をつくしたい

・恋愛欲求:好きな人の望みを叶えて、その人から好かれたい

という項目もあったけれど、

どれでも似たような物なので、一番ショックだった「服従欲求」という言葉をランキングに入れた。

 

つまり、私は、誰かに「尽くしたい」と感じているということ。

 

3の「援助欲求(世話したい)」も、立場が違うだけで、「尽くしたい」という気持ちは一緒だ。

 

意外だったのだけど、女性は母性本能というか

このあたりの欲求が結構あるのではないか、と思う。

 

では、なぜこれがショックだったかというと、

夫婦の問題、子育ての問題の根っこは、これなのではないか?と気づいてしまったから。

 

なんだ、私、尽くしたくて家事・育児をやっていたのか。。。

 

子供の世話はやってあげたくてやっていた。

なのに、自分でやりなさい、と言ったり。

 

皆のために家事してあげてるのは自己満足だった。

なのに、感謝されていない、と不平を言ったり、

 

私、最悪!!!

 

と思ったのだ。

 

そして、自分が甘やかした故に

族がダメ人間(言い過ぎか)になったことを嘆くという。

 

完全に自業自得じゃない?

 

そもそも服従したいなら、家族のために料理したり洗濯してあげられることに、

 

不満を抱くんじゃなく満足するべきなんじゃないか!

 

 

人のための時間vs自分のための時間

 

その上、私の欲求リストは、矛盾している。

 

服従欲求と自由欲求が同時にあるのだ。

 

人のために時間を割いたら、自由時間が少なくなるのは当然なのに、

自分の時間が足りない、といつも思う。

 

家事に文句を言われると、指示されたくない、と思う。

 

服従と自由、どちらも満たすことはできないのに、それを求めるという矛盾。

 

これじゃ、いつまでたっても幸せになれない。

 

 

協力するという関係

 

では、どうすればいいか。

 

その前に、似ていると書いた「援助」と「服従」は何が違うのか考えてみた。

 

援助は、立場が下の人に対してしてあげたいと思うこと。

服従は、立場が上の人に対してしてあげたいと思うこと。

 

 

どちらも、上下関係があることに気づく。

 

夫には服従=上の人に尽くしてるっていうイメージ。夫自身は、私が文句言うから自分が下って思っているみたいだけど。

 

子供は、援助=下の人をお世話してるっていうイメージ。でも偉そうな口をきくこともにあるので、子供から見たらママを服従させてるのかも?

 

そう思うと、上下の線引きはあいまい。

 

でも、上下関係って何か嫌だから、対等にできないかな?

 

と考えていたら、

 

「協力欲求」という言葉が目に飛び込んできた。

 

これは、リストに目を通した時には、心に響かずチェックしていなかった項目だ。

 

協力欲求:仕事や活動はみんなで分担して、協力し合いたい

 

これだ!!!!!

 

 

私は、人の役に立ちたい。

 

でも、だれかの指示に従いたいわけでも、わがままを全部聞いてあげたいわけではない。

 

相手の気持ちばかり考えて、相手の期待に応えるということばかりしていると、疲れる。

 

協力するということは、自分の意志で動くこと。

 

やらされてる感とか、上下関係はない。

 

自分の気持ちで動けば、自由でいられる。

 

2つの矛盾した欲求を同時に叶えられるのではないか。

 

「尽くす」というと、自分(時間・お金・労力)を犠牲にしても相手のためにすることというイメージだけど、

 

「協力する」なら自分を犠牲にせず、できる範囲で力を貸す。

 

 

家事は、手伝いでなく、協力!分担!シェア!

 

「やってあげる」「やってもらう」ではない。

 

自分のやりたいこと、できること、をやって助け合う。

 

子供に対しても、お世話してあげるのではなく、本人のやりたい事に協力する。

 

求められた時だけ、私のできる範囲だけ、助ける。

 

 

これからは

「援助欲求」と「服従欲求」を、「協力欲求」に変えていこう。

 

 

分担は迷惑をかけること?

 

でも、なぜ最初に「協力欲求」は私、スルーしてしまったのか。

 

それは、たぶん、「迷惑回避欲求」があるから、「協力」という言葉が響かなかったのだ。

 

親には、人に迷惑をかけてはいけない、と言われて育った。

 

学校や仕事場では、相手(上司や先輩)の懐に入るのが上手な人を見て、私には無理だと思ったし、

 

自分がリーダー的な立場に立った時にも、私は自分でやったほうが早いと思ってしまうタイプで、仕事を振るのが苦手だ。

 

協力欲求:仕事や活動はみんなで分担して、協力し合いたい

 

という項目に対しても、分担したら迷惑なんじゃないか、と無意識に思っていたのだろう。

 

頼るvs頼られる

 

ここで、矛盾その2に気づく。

 

「援助欲求」と「迷惑回避欲求」。

 

助けたい、つまり頼られたいのに、自分は頼りたくないのだ。

 

相互依存、協力し合う関係が、これではできない。

 

全部自分で抱えてしまう。

 

人のことまで抱えてしまう。

 

だから、不満。

 

人に迷惑をかけても良い、と自分にGoサインを出せるようになりたい。

 

フィジーでの依存関係:ケレケレ

 

フィジーには「ケレケレ」という言葉があるそうだ。

 

お願い・ちょうだい・貸して、というような意味で、頻繁に使われる。

 

物の貸し借り、共有、はあたりまえ。

 

個人所有という考え方はあまりなく、

 

相手の物はみんなの物、自分の物はみんなの物、という考えが根付いているそう。

 

ケレケレは英語ではgiving without expectation(見返りを期待せず与えること)

 

この文化が、フィジーの人が世界一幸せと感じられている大きな理由だそうだ。

 

日本にも、おすそ分け文化や見返りを期待しないやり取りはあるが、

 

あくまで家族や友人の中での話。

 

それが、フィジーでは、誰それ構わずケレケレする。

 

出会って5分後でも家でご飯に誘われたり、スーパーでレジの前後に並んだだけでお金を貸す(あげる)ことがあったり、バーで隣に座っただけでビールを勝手に飲んだり。

 

もう一つフィジーと日本の共有で違うのは、

 

フィジーでは、与える側からでなく、受け取る側から、関係がスタートすること。

 

依存することが当たり前で、初対面でも「ケレケレ!」とお願いをする。

 

日本人は、与える側が、どうぞどうぞと勧めることはあっても、

 

受け取る側が先に「これちょうだい」等と言うことはない。

 

他人との境界線があって、図々しいと思われてしまうだろう。

 

 

だから、日本では、フィジーと同じようにすることはなかなか難しいけれど、

 

せめて相手がしてくれるということは、遠慮せずに受け取るとか、

 

私もできるだけ、困ったときは人にお願いしてみたり、

甘え上手になりたいなと思ったのでした。

 

自立=依存!?

 

講演の中で、一番心に響いたのが、

 

「自立=依存先を増やすこと」

 

自立って、一人で立つことかと思っていたし、自立の反対が依存かと思っていた!

 

でも、フィジーのお話を聞いてからだと説得力がある。

 

満員電車の中で立っていられるのと同じことだ、と。頼っても、立てたら大丈夫。

 

そう思ったら、お金がなくても、物がなくても、大丈夫。

 

幸せになれる気がする。

 

というか、友達いっぱいいるから、幸せだ。

 

依存しよう!

 

おさらい。

なんだか難しいことをいっぱい書いてしまいましたが

セミナーの内容をおさらい。

  • 幸せの要素は十人十色。
  • 幸せと感じることができたら幸せ。
  • 幸せは気づいた者勝ち!
  • 幸せは、ゴールでなく、今感じること。
  • 幸せになりたい、じゃなくて、幸せになっちゃえ!

 

ということで、幸せはもうここにある!と気づきました。

 

その後、市の施設に粗大ごみ持ち込みにいったり、

スーパーに買い物に出かけたんですが、

 

「幸せ」と「感謝」を感じまくりました。

 

  • ごみ処理場の職員さん、大変なお仕事ありがとう!
  • スーパーにはこんなに物が揃っている。ありがたい。
  • ほうれん草、安い!幸せ!
  • 車で移動できるってなんて快適!幸せ!
  • (家に帰ってきたら)安心して住める場所があるって幸せ!

 

私、すでに幸せをもっていました。

 

2020年後半、幸せの感度を上げていこう!

 

 

 最後に。

Yumaさんの書籍は、現在ライフハッカーで漫画化され掲載中です。

「南の島の脱力幸福論」

https://www.lifehacker.jp/2020/06/214590the-weakness-of-the-southern-islands-vol1.html

 

1泊2日新感覚バーチャルトリップ(フィジーからZoom生中継)もあるそうです!

http://masato-nakamura.com/%e4%b8%96%e7%95%8c%e4%b8%80%e5%91%a8%e5%ad%a6%e6%a0%a1tabibu/%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%8e%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%ab%e6%99%82%e4%bb%a3%e3%81%ae-%e6%96%b0%e6%84%9f%e8%a6%9a%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%ab%e3%83%88%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%97

 

 

 

来年、中学英語が大幅レベルアップ!

昨年に続き、教科書展示会へ行ってきました!

今回の目的は、来年から使われる中学校の英語教科書

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表紙

今年(2020年度)から小学校の英語教育が必修化になり、

5,6年生が英語を学び始めました。

それを受けて、2021年度、中学校の学習指導要領が改訂されます。

 

ということは、

「中学の英語は、どこから始まるの?」

 

そこで、2021年度から使われる教科書がいち早く見られる展示会でチェックしてきたというわけです。

 

昨年見てきた、小学校教科書(2020年度から使用)についてはこちら。

naomat.hatenablog.com

 

新学習指導要領で中学の英語は?

まずは大前提として、

文部科学省の新学習指導要領で、

これまでと中学英語がどう変わるのか確認しておきましょう。

 

参考:中学学習指導要領(平成27年公示)※2021年より実施

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387018_010.pdf

変更点1:単語数が倍増

2019年までは小学校での語彙は”慣れ親しむ”だけで、定着は求められず、

中学校で1200語を学習するだけでしたので、

中学校卒業までに覚える単語数は1200語でした。

 

新学習指導要領では、中学校で習得すべき語彙数は、

「小学校で学習した語に1600~1800語程度の新語を加えた語」となっています。

 小学校では、600~700語程度を習得することが併記されています。

つまり、合わせて2200語~2500語

 

ということは、中学卒業までに覚える単語数は

今までの2倍!!

 

◆小学生のうちに、単語を読んで書けるようにしておく

◆中学生は、今まで以上に難しい単語も覚える

必要があります。

 

変更点2:仮定法などが中学へ前倒し

新学習指導要領が発表されたとき、塾で教えている身としては、

高校英語のメインの1つである「仮定法」が中学内容になったことに

一番衝撃を受けました。

よく見ると「仮定法のうち基本的なもの」という表記でしたので、仮定法過去(もし~なら、~するのに)だけだろうというのには、安心しました。

 

たしかに、仮定法は日常会話でもよく使うので中学生にも知っておいてほしいです。

とはいえ、高校生でも苦手とする子が多い仮定法を中学で教えるのは、

最初は抵抗がありそうです。

直説法(条件)の”If”と混同しそうなので、違いもしっかり理解してもらわなくてはいけません。

 

現在完了進行形・使役動詞は、

仮定法ほど大きな単元ではありませんが、同様です。

日常会話で使うので中学生に知っておいてほしいですが、

使役動詞は、不定詞の理解が前提、

現在完了進行形は、現在完了の理解が前提になるので、

中学生に教える上では、前提になる文法につまづきがないように

理解を積み重ねていくことが求められます。

 

変更点3:「話す」「書く」を重視

今回の教育改革の柱であり、全教科に共通していることですが、

自分の意見を言うための思考力・表現力を養う内容になっています。

 

今回見た英語の教科書でも、

「自分の意見を伝えよう」「考えよう」「説明しよう」「ディスカッションをしよう」

というアクティビティが目に見えて増えていました。

 

単語や文法を知っているのはあたりまえ。

それの知識をいかに使えるか、とうところに重点がおかれています。

 

変更点4:基本的に英語の授業は英語で行う

英語の授業を英語で行う…。

生徒側のハードルが高いことはもちろん、先生への負担が大きいです。

 

今の中学校の英語の先生たちが突然来年からできるのかな?と疑問です。

ガラっと変わることは難しいでしょう。

ALTの先生の力も大いに借りながら、徐々に変えていくことになるでしょう。

 

変わる!中学1年生の英語

最初の文法の壁

中1の教科書を手に取ってみました。

まず、目次を見て唖然…!

 

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New Horizon 中1 目次


あれ?中1の英語って、まずはbe動詞だけじゃないの?

 

Lesson1から、

I am... (be動詞)

I like...(一般動詞)

I can... (助動詞)

が並んでいます。

 

これまでの中1では、

一般動詞は2学期、canは3学期に学習していた内容です。

(学校により違いあり)

それが、Lesson1から!!!

 

それもそのはず。

小学校で、I am もI likeもI canも既に学んでいるから、復習なのです。

 

しかし、小学校の間に、文法としてどれだけ論理的に理解しているでしょうか。

 

be動詞・一般動詞の違い、

つまり、

Are you...?と聞くのか、Do you...?と聞くのか、

は、日本語と構造的に違っていて、中学生ほぼ全員が混乱するところなのです。

塾にやってくる中2、中3でも、英語が苦手と言っている子は、

まずこのbe動詞・一般動詞をチェックし、区別があいまいになっています。

Are you play tennis? 等と言ってしまいませんか?

 

小学生の時に、「なんとなく」英語に触れただけだと、

中1の1学期から文法でつまづきます。

小学校の間に、文法を理解し、読み書きもしっかりできるようにしておかないといけませんね。

 

本文ページの印象

 

中身を見てみましょう。こちらが、中1の最初。

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One World Lesson1-Part1 (出典:https://www.tokyo-shoseki.co.jp/


これまでの中1の教科書の最初は、

例えば

"I am xxx. "

"Nice to meet you." 

"Are you...?"

など、2・3文のみ。

 

それが、来年の教科書は、

中1のLesson1から文字が多い

ギッシリとまではいかないけど、今までの中1とは明らかに違います。

 

もちろん、今まで通り、かわいらしい挿絵もありますが。

 

文字の大きさも、これまでは中1教科書は大きくて

中2,中3となるにつれて無理なく小さいフォントに変わっていたのに、

来年の教科書は中1から小さいフォントです。

 

例えるなら、これまでの中1教科書は小学校1年生の国語の教科書か絵本、

来年の中1教科書は、2~3年生くらいの国語の教科書

くらいの文字の詰まり具合です。

 

小学校1年生が、2年生や3年生の国語教科書を渡されるのをイメージしてもらうと、

ハードルが高いことがわかるでしょう。

 

全体の変更点

サイズ

どうでもいいことかもしれませんが、

教科書のサイズが大きくなります

 

今までは、B5サイズでした。

私が中学の頃を思い出しても同じサイズ。

 

来年からは、B5の横が長くなった、ほぼ正方形に近い形になります。

New Horizonだけは縦にも伸びて、A4サイズ。

(長さを測ったりしていないので、見た感じです。)

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英語教科書のサイズ。隣の道徳教科書がB5だと思います。

 

全体的に本文の量が増え、それでもイラストなどを削除するわけにはいかにので

1ページの面積を増やしたのでしょう。

 

他の科目を見ていても、学習内容が増えているからか、

昔(20-30年前)と比べて、教科書は、大きく、厚くなっている傾向があります。

 

アクティビティ・QRコード

小学校の教科書にも今年から搭載されましたが、

中学校の英語教科書にもQRコードがついています。

 

教科書本文の音声、単語の発音を、手軽に聞くことができます

これは便利ですね。

 

また、前述したように、「話す」「書く」表現力をアップするための

アクティビティが増えています。

これまでも、リスニングや会話練習などのコーナーがありましたが、

本文以外に、そういった実践的なページが増えた印象です。

「アクティブ・ラーニング」がブームですが、

教科書をどれだけ活用できるかは、

担当の先生の力量や生徒の英語レベルに依るところが大きいです。

 

必見!教科書会社による違い

さて、文法に戻ります。

 

先程の通り、中1のスタート時点で文法の難易度が上がるのは

ほぼどの教科書でも共通してみられました。

 

が、教科書会社によって、多少の違いがあります

 

次の表を見てください。

私が展示会でざっと見た感じですが、

最も文法を前倒しで進めていたのがOne World(教育出版)

最もゆっくりなのがBlue Sky(啓林館)

です。

この2つを比較してみました。

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教科書会社による違い

赤字は、これまでの教科書と比べて、学年が前倒しになった単元です。

 

Blue Skyは、赤字が少なく、

印象としては、今までの教科書とあまり変わりません。

もちろん、高校の学習内容から下りてきた3つの単元は

中3の文法項目として追加されていますが、

その他は、各学年1項目ずつ、前倒しになっています。

最も、無理なく進められる教科書と言えるでしょう。

 

一方、One Worldはハードルが高いです。

1年生で学ぶ文法事項が約1.5倍になりました

つまり、これからは、今まで中1~中2の前半でやっていた内容まで、中1で学ぶのです。

そして、

中2では、今までの中2後半~中3前半くらいの内容、

中3では、今までの中3後半からと新しい単元3つ。

 

なぜ、教科書会社によってこんなにも違うのか。

 

それは、学習指導要領を見るとわかります。

中学3年間で学ぶべき内容が提示されているだけけで、

学年による区分がないのです。

各教科書会社がこれまでは調整していたのか、

ほぼ同じ単元を同じ学年で学ぶようになっていました。

 

それが、こんなにもバラバラ…。

2021年度の参考書・問題集はどうなるのでしょう?

中1英語、中2英語、中3英語、それぞれどこまで盛り込むのか?

 

表を見ると、中3は新しく学ぶ文法が少ないことが

お分かりいただけるでしょう。

そうなのです。

中3の英語は余裕があり、

うちの塾でも例年、中3は中1、中2の復習と並行して進めたり

入試の過去問演習をたっぷりする時間があります。

(反対に、数学は中3の最後まで新しい単元があって、時間数が足りません!)

 

したがって、中3の学習単元を増やすのが

最も無理がないのではないかと私は思います

Blue Skyのように。

 

来年、市町村(私立学校は学校)がどの教科書を採択するかによって

大きく英語の難易度が変わるでしょう。

今年8月末までに来年度の採択教科書が決まり、発表されることになります

さて、運命やいかに。

 

まとめ

これまで見てきたように、程度の差はあるものの、

どの英語教科書も2021年から難化します。

 

小学校で英語を科目として学ぶのであれば、当然でしょう。

 

しかし、私が見た感じでは、予想以上に中学校教科書が難化していました。

今後、一般的な中学生が、このカリキュラムについていけるか心配です。

 

特に、現6年生は、小学校で根本的に体系的に英語を学んでいるようには見えないですし、

初年度ということやコロナ休校の影響もあって十分な時間があるとは思えないので、

中1で今までの1.5倍の量を詰め込むのは厳しいのではないかと思っています。

 

これまでも、英語の中1の壁というのはあって、

中1の定期テストは点数の層が二分していました。

昨今、英語を小学生の時から習い事でしている子が多いので、

全く初めての子は(本来それが普通であるはずなのに)ハンデを追っている状態で

最初から英語に苦手意識を持つ子も多いです。

 

それが、来年度から「英語をある程度知っていて当たり前」の中1英語教科書になると、

英語を十分に勉強しないまま進学した中1は、

ますます中1の時点で英語が分からなくなるでしょう。

 

中1時点での苦手意識は根深くて高校まで引きずるので、

何としてでも、中1で「英語がわかる」「授業についていける」そして「英語が好き」という子を増やしたい。

 

ということは、対策は1つ。

 

小学校のうちに、しっかり英語を勉強しておくこと。

具体的には、英検5級程度まで、プラス単語を書けるようにしておくと安心です。

 

長い目で見れば、小学校で英語を教えられる教師が増えて、

"慣れ親しむ"程度の英語ではなく、小学生も中学生のように英語を学べるようになるでしょう。

でも、今後数年でそれが当たり前になるでしょうか。

もし今、小学校での英語教育が期待できないならば、家で勉強するしかありません。

 

私は今回危機感を感じたので、塾としても、

小学生の英語のカリキュラムを前倒したり

新しく英語未経験者のコースを作るなど対応を考えます。

 

あ、それから。

小学生だけでなく、現中1、中2も対策が必要です。

次の学年からぐっとハードルが上がることになるので。

是非、自分で先取りしておきましょう。

 

英語教科書が変わるのは、

今の時代に求められている英語力が変わっているから、

そして、それに伴い大学入試も変わっているからです。

 

大きな流れとして、

より早い学年で単語や文法を習得し、

習ったものを「使える」ようにしていく方向はすばらしいと思います。

教師や親は、この大変革をしっかり心得て、小学校から中学の初めにかけての英語を今までとは全く違うものにしていかないといけないですね。

 

わが子に中学受験させようかなと思った時に知っておいたほうが良いこと

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4年生の子を持つ友人(東京在住)から、「子供に中学受験させようかと思ってそろそろ塾に通わせようと思っている、塾の選ぶときのポイントあったら教えて。」とメールがありました。


そこで、以下のような返事をしました。(加筆修正しています)
周囲の人にはよく話していることだけど、自分の考えを文章でまとめたのは初めてだったので、だれかの参考になるかもと思いシェアします。

 

尚、本格的に塾探しをしている方ではなく、将来的に受験どうしようかなと考え始めた、小学校低学年までの中学受験初心者さん向けの話になります。

 

ちなみに、私は中学受験の専門家ではありません。小・中・高対象の個別指導をしていて、中学生は私立中・公立中の生徒をどちらもよく見ています。時々、中学受験塾に通っている子が補習として個別指導を受けに来たりもします。
また、うちの子は中学受験を経験後、今は公立中に通っています。

偏った意見と承知ですが、一個人の意見としてとらえていただければと思います。

 

受験させるなら覚悟を


私は中学受験業界は詳しくないのだけど、ちょっと受験をかじった一保護者として書くね。

まず、なぜ中学受験に興味を持ったのかな。絶対中学受験する、と完全に意思が固まっていないのなら、とりあえず塾に入るというのはお勧めしません。受験するかしないかは今決めたほうがいいよ。あと、塾を考え始めたのは親がきっかけだとしても、本人の意思・やる気がある上で塾通いを始めたほうがいい。

というのは、受験は想像以上にお金も時間も労力もかかるから。(〇〇も私と同じく地方公立組だから想像つきにくいけど、異常な世界よ。)

親子とも本気じゃないと無理。受験したくなった時にとか、学校の勉強よりもう少しやらせたいから、とかで一応塾に行くと言って通い始めた知り合い何人もいるけど、やっぱり塾に入ったら良くも悪くも洗脳されて、皆受験することになってる。こんなはずじゃなかった、とか、途中で塾を辞めることが頭をよぎっても、ここまでやったのだから、と途中で辞めるのは逆に勇気が要る決断になる。だから、塾スタートするのは、親も覚悟を決めて。

 

中学受験をするメリット


まず、私の思いつく受験するメリットはこちら。

①最新の教育が受けられる。

コロナ対応のオンライン授業対応の早さ然り、iPad1人1台当たり前とか。良いものを取り入れるのが早い。

通ってみて改めて、公立中は昔ながらの授業スタイルや教育内容。

学習指導要領が変わって公立も徐々に変わるのだろうけど、たぶん時間がかかる。


②先生の質・授業の質が高いことが多い。

私立の先生は競争社会だから実績を出さないといけないのでしょう。


③受験のプロセス自体が、親子とも成長のチャンスになる。


④自分のレベルや自分の個性に合った学校が選べる。自分に合った友達に出会える。


中高一貫は高校受験なく中3の時にのびのびできる。部活をしたり、高校の勉強を先取りしたり。


⑥もし大学附属校に行くなら、大学受験もない。

⑤と⑥は私はメリットあまり感じないのだけどね。高校受験がないと中だるみするのを知ってるし、大学受験がないと高校でも勉強しない子多く見ているので。

中学受験をするデメリット



デメリット、というか中学受験する場合に知っておいてほしい事はこちら。

①中学受験のためだけの勉強をすることになる。

②小学校生活をある程度犠牲にしなければいけない。

③お金がかかる(通塾・中学入学後とも)

④中学入学後に燃え尽きるケースあり。
(志望校選びは、無理なく。ギリギリで入ると、入学時点で最下位。入ってから苦労する。)

⑤親子関係がぎくしゃくする場合も。

 

受験算数は必要か?


上のデメリット①「中学受験のためだけの勉強をすることになる」について。


受験算数は特に、ほんとにパターンで詰め込みで、思考力・表現力重視の今時の教育とかけ離れている!
面白いという人もいるのだけど、私はどちらかというと受験算数不要派。

中学に入ってから方程式でやったほうがよっぽど本質的なのに、ナントカ算のオンパレード、公式に面積図とかなんちゃらとか、意味が分からないまま「これは〇〇算で解けるかな?」って数を当てはめて解く子が多い。
最難関校レベルだと知っている公式をもとに自頭で考えることが求められるのだろうけど、標準レベルの子は完全にパターン化。

内容は、中学や高校でやる数学になっているのだから、無理もない。
実際に中学受験用テキストを見てみて、高校で習う結構ハイレベルなことをやっていたので驚いた記憶があるよ。

ちなみに、中学受験塾でも思考力養成系の公立中高一貫コースがあったりするんだけどに、まずは受験算数を習得して、効率良い解き方を知った上で自分で考える、という方針なのだそう。(とある塾の先生曰く)

私は、将来不要になる受験算数やるより、速さとか食塩水とかちゃんと意味がわかって解けるようにしてあげたいと思うんだよね。
公式の当てはめの勉強に、時間と労力かける意味あるのかなーって。
中学受験のためだけって割り切れる人ならOKなのだろうけど。

 

塾中心の生活になる


②「小学校生活をある程度犠牲にしなければいけない」について。

中学受験塾に通い始めると、最初は週2回だったりもするけどスタンダードは週3回塾の日。まず、放課後に友達と遊べなくなります。塾のない日も宿題に追われる。

週末は、最初は月1~2回テスト、プラス時々土日どちらか。6年生になると、毎週末、塾になる。塾に通うなら、小学校後半は家族で出かけたりする時間がぐんと減るのは覚悟で。

夏期講習は、6年生にもなると毎日9~10時間あたりまえ。(普通の小学生には無理でしょ!塾にいると出来てしまう)お盆は休みの所もあるけど、夏休み中びっしりの夏期講習をやってる大手塾もありました。小学校最後の夏休みは旅行とか行けない!
それと、お正月も。最後の冬休みは正念場なので、元旦以外は冬期講習というのも普通。

中学に入ると、部活で土日や長期休みも忙しくなるから、小学生時代の家族とすごす時間は貴重だと思うんだよ)。塾に通うなら、家族との時間がゆっくりとれるのは小学校低学年まで(塾に入るまで)。

(うちはレアなケースで、オプション講座を断ってたから土日も家族で出掛けたし、6年生の夏期講習・冬期講習も断った。5年生までは講習を休む人いても、6年生では他にいないと言われたけどね笑。受験も後悔したくないけど、本人のやる気もそこまでじゃなかったからほどほどに。本人のスイッチ入らないまま無理やり行かせてお金を捨てずによかった。。)

習い事は5年から、または6年から、諦める人が多い。好きなサッカーや野球、バレエなど、それなりに出席しなければいけないお稽古事は、一旦お休み。受験直前まで両立していく人もいるけど、すごいと思う。時間管理能力つくという意味ではいいね。でも、大体お稽古事と塾を天秤にかけて、塾を優先させる人の方が多い。

塾の日は、家族と夕飯が食べられない。頻繁に夕食用お弁当作りの負担も。(これは最近、共働き家庭のために塾でお弁当を手配してくれるサービスもあるね。)

寝る時間が遅くなる。終わるのが21時過ぎたりとかすると、そこから帰宅、で学校の宿題もして、、、と6年生位になると寝るのが0時過ぎになる子もよく聞く。私は、睡眠と食事は基本だと思っているので、特に育ちざかりの子にこういう負担はどうなの?とずっと疑問。

色々書いてたらネガティブになってきた(笑)
私が中学受験にあまり積極的でないのは、子供への負担が一番なのかも。

まあ、中学受験というより、中学受験塾が原因なので、受験するなら塾に通わず自学自習で行ける範囲の学校に行くのが理想だと思う。なかなか難しいけどね。完全に自力でなくても、季節講習だけ行くとか、家庭教師とか、負担の少ない選択肢もある。

 

希望の中学に入るために生活を犠牲にして塾に通うのかどうか、要検討。

 

 

金銭的負担


③「お金がかかる」について。

金銭面は、家庭によって考えなくていい場合もあるのだろうけど、もしまだあまり調べてなかったら、最初に聞くお月謝だけで考えないようにね。もちろん基本コースだけじゃなくて季節講習の度にお金かかるし、それ以外にも、オプションで〇〇選抜とか土曜/日曜特訓とか、単元別の強化講座とか、志望校別特訓とか、どんどん増えてくるよ。

うちの子が通った塾の場合だと、はじめ2万円台と思っていたら、6年生は時間数増えるからベースの受講料は上がるし、オプションも取るとプラス数万円(受かりたいなら取らざるを得ない心理になるのでほぼ全員取る)。更に6年生の夏期講習は確か10万円位だった。

※東京の大手中学受験塾の費用概算はこちら。(SAPIX日能研四谷大塚早稲田アカデミー。2019年の記事。)
参考)『中学受験の費用っていくらくらい?』
https://www.inter-edu.com/article/fj-examin/fj-examin_200123/

それからもちろん、私立は入学後、お金がかかる。
学費や入学時の費用、積立金などは中学受験情報サイト見たら分かるかな。


でも、ママ友と話してて意外な盲点だったのが交通費。
中学だと大人料金で、例えば片道400円なら1日800円、定期で1か月あたり20日分として1.6万円/月。当然、遠い中学に行く場合や電車+バス乗り継ぎの場合は、これが倍やそれ以上になることもあるわけで。受験直前期にママ友と、学費プラス月3万円!?びっくりした。
公立は学費も交通費もタダなのを考えたら、同じような教育内容だったら私立に行かせる必要ないし、お金をかけてまで通わせる価値があるかなあって考えたよ。


デメリット④⑤の詳細は割愛。

以上、中学受験は中途半端には始めない方が良いよ、ということでした。

私は自分の子が経験するまで知らなかったことが多かったから、参考になればいいな。

中学受験塾のスタート時期・準備


あ、でも、塾は3年生の2月からカリキュラムがスタート(※)してて、もう始まっているので、始めるなら急ぎ目で。今から検討なら早くて夏期講習からかな。夏期講習では1学期の復習からだから、まだ追いつけると思う。

うちは5年生から始めたので、塾では一通り6年生の分数計算まで終わっていて、最初は補習してもらいました。受験塾に通う可能性があるなら、計算は学年先取りで予習しておいたほうがいい。

※普通、4年生からの3年間でカリキュラムが組まれている。
4年生クラスのスタートが、3年生の終わりの2月。
2月からか、その前の3年生の冬期講習から、4年生のはじめの春期講習から行くのが一番無理なくスタートできる。
逆に、低学年から準備コースのある塾も多いけど、学習習慣をつけるとか通塾に慣れる意味合いなので、普通は4年の初めからでOK。


塾を選ぶ基準


で。もし塾に通う場合。(やっと!)

選ぶ基準について。私なりに思いつくことを書くね。

  • 合格実績は無視!合格数は、塾の重複あり、本当にその塾に通っていた人数じゃない。模試受けただけの子とかも人数に含んでるので。例えば関西だとよく灘中〇名合格!って書いてあるけど、各塾のを足したらすごい人数になる(笑)それから、逆に、最難関合格の実績を売りにしている=実績の出ないレベルの子には面倒見がよくなかったりする塾もある。(ついていけなくても授業受けるだけ、お金払うだけ。無駄。)

 

  • 見学/入塾テストに行って相性を見て決める。塾の方針、コース、曜日(4-5年生は土日集中のコースもあったりするよ)、クラス人数、担当の先生と親の相性、先生が子供にどんな風に接するかなど。子供の直感はすごく大事。あと、親のサポートがどのくらい求められるのか、等。

 

  • 地域での評判(良い悪いじゃなくて、塾ごとの強みが分かるといいね。厳しい塾vsゆるめの塾、宿題多い塾vs少ない塾、親へのサポートが多い塾vs少ない塾、自分の子の小学校から通っている子が多い塾、等)

 

  • 立地(子供が通いやすいか、安全か、など。親の負担も考えて、近いに越したことはない。)



結論


私なりの、中学受験に対する考え方をまとめるとこんな感じ。上に書いてないこともあり。

◆まず、中学受験をするか、しっかり考えて。できれば4年生の初めまで。受験する可能性があるだけで、安易に塾に入らないこと。

◆受験する場合、親は時間とお金と労力を割く覚悟。通い始めたら、迷いは捨てる。

◆子供も受け身的でなく、前向きな気持ちが必要。

◆受験する場合、無理な受験はさせない。

◆受験する=中学受験塾に入る、ではない。極論を言えば、塾なしで実力で入れる学校に行くのがベスト。

◆中学受験塾に入る場合、塾の言うことを鵜呑みにしない。(無用なお金は払わない)

転塾や、受験をきっぱりやめる判断も時には必要。


無料で学べるサイト紹介 第2弾

【休校延長も怖くない!】


無料で学べるサイト紹介、第2弾です✨

知識のインプット学習は、学校を休んでも自宅で十分学べます。(むしろ自分のペースでできて学校より効率的かも!?)

前回は「中学生の5教科、動画」でしたが、今回は限定せずご紹介します!

 

★★★19ch(塾チャンネル)
https://19ch.tv/index.html
【タイプ】映像授業(ホワイトボード+先生)とPDFプリント
Youtube「とある男が授業をしてみた」葉一(はいち)先生の公式サイト。 すごく分かりやすい授業動画です!
【対象】小3~高3
【科目】中学は5教科、小学校は算数、高校は数学

 

★★★スタフリ(Study Freak
https://www.youtube.com/channel/UCfQg4KKD0sq29KriXg_7SMw/videos
【タイプ】Youtube映像授業(ホワイトボード+先生)
【対象】中学生
【科目】英語・数学(今後は国理社も?)
私が大好きなタカタ先生の数学の授業は必見です!
お笑い系の面白さだけじゃなくて、本質的に面白い!数学って楽しい!勉強って楽しい!と感じるはず。勉強好きじゃない人ほど、一度見てほしいです。
次は4/27(月)10:00~ライブ配信あり◎ 

 

★★フライデーモーニングスクール
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=23139
【タイプ】テレビ番組
NHK Eテレ(サブチャンネル)にて。
次回、5月1日(金)前9:00〜10:25
【対象】小学生
【科目】理科・社会・生活・プログラミング
4/24に放送済みの番組(Scrachを使ったプログラミング授業もあり)は、NHK for schoolで見ることができます。
https://www.nhk.or.jp/school/
NHK for schoolは小学生に本当におすすめ!

 

Z会
【タイプ】教材の無料公開。映像授業や音声教材は一部のみ。
プログラミングや、中高一貫向け教材があるのが特徴。小学生の思考力教材も。全体的にレベルは高めなので他で物足りない人に。
【対象・科目】
▼小学生
https://www.zkai.co.jp/muryoukyouzai-el/
小1~2年 さんすう・こくごサポートドリル
小3~6年 思考力をきたえる算数・理科
全学年向け プログラミング教材
▼中学生・高校生
https://www.zkai.co.jp/muryoukyouzai-ck/
英・数・国(学年により理・社)

休校中も◎オンライン映像授業まとめ

 

【やる気さえあれば無料でいくらでも自宅で学べる時代!】

休校が長引くことを想定し、子供達の学習全般(塾での受講科目以外も)が心配で、何か私たちがサポートができないかと日々考えていました。

結局、今は授業動画サービスが充実しているので、インプットに関しては動画を見るのがよさそうという結果にたどりつきました。ただ、動画を見るだけでは理解できなかったり、演習が必要だったりするので、塾では質問を受け付けたり、勉強計画を立てたり、一緒に勉強する場を作ったり、そういうサポートをしようと思っています。

しかし、映像授業サービス、多すぎて選べないですね。
ここ数日、一通りサンプル動画などを見て比較しました。なお先生のコメントと個人的お気に入り度(★)をつけてご紹介しますので、保護者の方の選択の手助けになれば幸いです。

尚、「中学生の5教科(特に理社)対策になる学習動画」を中心に調べました。ご了承ください。
小学生・高校生向けのもの、単一教科のものも、良さそうなものは最後の方に載せいています。

今後もよさそうなものを発見したらお知らせします。

是非、お子様と見てみてお気に入りを見つけてください!

★★★新型肺炎休校サポートLINE  (LINEみらい財団)
https://www.kyukogakushu-support.com/
【タイプ】スマホからお手軽。LINEお友だちになってすぐ開始。先生がいる映像授業。黒板形式で、本当の授業っぽい。一動画30分程度。
【対象】中学生・高校生
【科目】英数国理社
理社は学年別で使いやすい。数学は数検、英語は英検(3級以上)で分かれていて使いにくい。国語は文法・古文・漢検あるが本数少なめ。
【期間】コロナウイルス終息まで

★★★eboard
https://www.eboard.jp/list/6/
【タイプ】映像授業(先生見えず 画像のみ表示 3~10分程度)とデジタル問題集を交互に進んでいき、理解がしやすい。
【対象】小・中・高
【科目】中学は5教科。小学生は漢字と算数、高校生は数学Iのみ。(小学生の理社は2020年9月開始予定)
【期間】いつでも無料

★★Gakken 家庭学習応援プロジェクト
『ひとつひとつわかりやすく』シリーズ(中学)
https://gakken-ep.jp/extra/hitotsu_mov/
『やさしくまるごと』(小)
https://gakken-ep.jp/extra/yasamaru_shogaku_mov/
【タイプ】市販の参考書の解説を映像授業で。
(見えるのは参考書紙面のみ。先生は声だけ)
LINEお友だちになると、気軽にアクセスしやすい。(※)
小学生向け「ひみつシリーズ電子書籍もあり。
【対象】小学生・中学生 (今後高校生も)
【科目】英数理社 
※「Gakken 家庭学習応援プロジェクト」LINE公式アカウントhttps://lin.ee/h1LuTme
※学研は他にも休校中のサービスあり
https://www.gakken.co.jp/homestudy-support/
【期間】4月末まで無料

★★『ホントにわかる』 動画授業
http://www.honwaka.me/
【タイプ】市販の参考書の解説を映像授業で。
(見えるのは参考書紙面のみ。先生は声だけ)
【対象】中学生
【科目】5教科
【期間】無料会員登録で、いつでも無料。

★Oneネット学習
https://www.gakujutsu.com/onenet/
【タイプ】TVに参考書を映し、先生がいる映像授業。一動画12分~18分。
【対象】小4~高校生
【科目】5教科
【期間】5月末まで無料。通常3000円/月

★メイトホームスタディー
https://www.asiacreate.com/corona/
【タイプ】TVに参考書を映し、先生がいる映像授業。動画により、5分~20分程度。
【対象】小4~中学生
【科目】英数理社
【期間】5/6まで会員登録不要で無料公開。その後有料。

★★ゆめのば
https://www.yumenoba.co.jp/
【タイプ】映像授業・ライブ配信授業。PDF教材を印刷可。問題を印刷して手元に置いて解きながら見ることができる。
【対象】中学生
【科目】5教科
【期間】完全無料

★★スタディサプリ
【タイプ】1回15分の映像授業。黒板形式。授業対応テキストPDFでダウンロード。中学の英数国は教科書対応あり。講師に定評あり。
【対象】小4~高
【科目】5教科
【期間】無料体験14日間。月額1980円で受け放題(全教科まとめて)

▲数学のみ
啓林館(スマートレクチャー)
http://www.smart-lecture.com/pages/extraordinary.html
【タイプ】教科書の解説!啓林館の教科書なら是非。教科書ガイド紙面を映す形式。先生は声のみ。
【対象】小学生・中学生・高校生
【科目】算数・数学(高校は理科もあり)
【期間】無料会員登録で5/6まで無料

▲数学のみ
数研出版
http://www.chart.co.jp/sp/ict2020s.html
【タイプ】数学青チャート解説動画、数学教科書解説動画、
高校 数理英国&中学数学の復習プリント
【対象】高校生
【科目】数学(一部、英語・国語も)
【期間】5/6まで無料。終了後も数件Libraryに登録すれば視聴可?

▲小学生メイン
NHK for school
https://www.nhk.or.jp/school/ouchi/
https://www.nhk.or.jp/school/
【タイプ】Eテレのテレビ番組。興味をもつきっかけに。授業というより息抜き。
【対象】幼児~高

▲高校生のみ
東進の自宅オンライン講習
【タイプ】映像授業 90分×5回を二講座無料
【対象】高校生

▲要費用
すらら
https://surala.jp/home/
【タイプ】アニメのキャラクターに説明してもらい、問題を解いて進むゲーム感覚。書き込み式なのでタブレット推奨。
【対象】小~高(理社は中学まで)
【科目】5教科
【期間】無料体験可。通常8000円~10000円程度/月

▲英検対策のみ
英検公式学習サービス 「英ナビ」スタディギアforEIKEN
https://www.ei-navi.jp/eiken/learning/
【タイプ】英検対策
【期間】5/6まで無料