なお先生のアンテナ

個別指導の塾講師です。教育に関して日々、気づいたこと、シェアしたいことを綴っています。

【これからの教育について考える】Most Likely To Succeed

全ての保護者と教育関係者に見ていただきたい!

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プロジェクトベースで、教科にとらわれず主体的に学び、
テストの代わりに、制作物や演劇で表現をする。
クラス共同で取り組むこととでソフトスキル(コミュニケーション・リーダーシップetc)(=非認知能力)も身につく。
アメリカのHigh Tech Highという学校を取り上げたドキュメンタリー映画です。
PBL(Project Based Learning)・探究型学習・アクティブラーニング等に興味があって、この映画を見たことがない方、特に必見です。
良かったのは、PBLがすばらしい!と手放しで絶賛する映画ではなくて、
こういう学校に子を送り込んだ親御さんの葛藤がリアルに見られたこと。
私自身や、塾の保護者の不安にも共通するものがあり、
「現状の教育への不安」と「未知の教育方法への不安」の間の葛藤に共感しました。
そして、生徒も不安で受験対策してほしいと訴えたり、教師自身も手探りな中、
それぞれが試行錯誤しながら、学校づくり自体が探究しながら進んでいく。
Most Likely To Succeed(成功する可能性が高い)という題名にも
この手探り感が表れているんだな、と思いました。
21世紀の子ども達にとって必要な教育とは?と考えた時、
知識の詰め込みではなく、
知識を活用して何かを生み出すことが大事、
というのはよく分かるんだけど、
「とはいえ、基礎的な知識は必要だよね。」
という言い訳みたいなものが、この映画を見て、崩されました。
・カリキュラムを全てこなすこと
・実社会で必要な力を身につけていくこと
両立が不可能だとしたら、どっちを取るか。
そして、なぜ?
答は映画を見てください。
500円と1時間半があれば見られます。
お盆休みに是非!!!