なお先生のアンテナ

個別指導の塾講師です。教育に関して日々、気づいたこと、シェアしたいことを綴っています。

【馬に乗っていく?】英語豆知識 ~センター試験英語2019より(3)

前回の続きです。

センター試験2019英語より、メモ。

 

■on horseback:馬に乗って(問題46番~(第6問本文))

 

学校の英語では普段こう教えます。

「交通手段を言う時には、by+乗り物。

例えば、by bus, by train...となる。

ただし、歩きのときだけ onを使ってon foot。

I go to school on foot.

または、walk toを使って

I walk to school.と言う。」

と。

 

でも今回のセンターで、私は初めて出会いました。

on foot以外にも、onになることがあるんだ!

 

on horseback

確かにhorseback(馬の背中)に

くっついて(=on)乗るもんね。

しかも on horseでなくて on horseback

on horseだったら首や足につかまっててもOKになっちゃう(笑) 

 

ちなみに、この交通手段の話で豆知識。

単に「車で」はby carですが、

「彼の車で」はin his carとなります。

 

✕ I went there by his car. 

○ I went there in his car.

 

それから派生して…

「乗る」という動詞についてもお話しします。

 

バスや電車に乗る時の動作は

get on

降りる時は

get off

と言います。

 

(足が)くっついている時はon

(足が)離れているとoff

というイメージです。

 

それに対して、

車やタクシーに乗る

つまり背中をかがめて乗り込む乗り物には

get in 

降りる時は

get out of

を使います。

 

使い分け:

I got on the bus. バスに乗りました

I got in the car. 車に乗りました

です😊

 

 

■第6問の文章

英語のことではないんですが、興味深い文章でした。

人や物を動かす「道」がテーマで、

森のけもの道から始まり、陸路、海路、空路…

とインターネット!

 

インターネットは、情報が行き交う「道」

という観点が面白いです。

 情報伝達手段として、

会話、手紙、本、電話などが出てきて、インターネット

という流れならよくありそうですが。

 

 

歴史を振り返ってから、最後の段落はこんな感じです。

~~~

As long as there have been people, there have been routes to connect them.

人がいる限り、人をつなげるための道があった。

These have contributed not only to the movement of people, things, and information, but also to the development of our communities, economies and cultures.

これらの道は、人・モノ・情報を動かすだけでなく、社会・経済・文化を発展させることに貢献してきた。

Routes have played significant roles in the development and prosperity of humankind.

道は人類の発展と繁栄のために重要な役割を担う。

Currently unknown routes will surely take us even further in the future.

今はまだ知られていない道が、きっと将来私たちを更に遠くに連れていってくれるだろう。

~~~

 

インターネットの次に来る「道」、何でしょう?

AI?

宇宙への道?

タイムマシン??

未来への想像が膨らみ、

これから大学生になる子たちへ希望を与えてくれる文章でした。